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zoom RSS 新☆LME学園 054

<<   作成日時 : 2012/12/25 22:59   >>

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キョコ誕、おめでと〜☆
新作とか、増量とか、増小ネタとかできず、残念(><;
ねこは明日も朝8時半から夜8時まで仕事でございます(=_=;;;
求む連休!




 呼び出されたカフェに来ると、社さんは見るからに甘そうなパンケーキを食べながら手をあげた。

「よお、蓮」

「なんなんですか? 社さん」

「学園長に聞いたよ」

 ウェイトレスにコーヒーを頼み、「何をですか?」と聞き返す。

「お前、いま、キョーコちゃんと一つ屋根の下なんだってな」

「そのことですか……」

 社さんがギロリと音でもしそうな鋭いまなざしで俺を睨んだ。

「どうしてそういう大事なことを言わないんだよ!! わざわざキョーコちゃんと会えるようにお膳立てしてやった俺がバカみたいだろ!」

「社さんには感謝してますよ。あの日に、彼女のことに気づいたんですから」

「……気づいた?」

「彼女、ウィッグやメガネをつけて変装してたんですよ。学園長に言われて」

「へぇ。可愛かったか?」

「まぁ……」

 騙されていたとは言え、あの姿を見れたのは役得だったかもしれない。

 そんなことを思っている俺の横で、社さんが携帯電話を操作しはじめた。

「……何やってるんですか?」

「石橋君に電話」

「何でですか?」

 急に彼への用事でも思い出したのだろうか? いや、そんなはずはないと、俺の防衛本能が警報を鳴らす。

「お前の裏切りを愚痴るため。ついでに、キョーコちゃんが超可愛い格好してたって教えてやるの」

「やめてください!」

 他の男にあの可愛い姿を想像されるなんて……想像されるだけでも嫌だ。

 社さんの携帯電話に手を伸ばした俺の手から逃れて、社さんは携帯電話をポケットにしまった。

「まぁ、冗談はこれくらいにして、行くか」

「行くってどこにですか? 俺はもう帰りたいんですけど」

 さっさと帰って、あの可愛い姿を見ていたい。

 しかし、そんな俺のささやかな願いは叶わないらしい。社さんは再び俺を睨み、背伸びをして俺の首に腕を巻きつけた。

「お前には今日、たっぷりと俺の涙ぐましい努力と愚痴を聞いてもらう!」

「そんなことだったら、ここでもいいでしょう!」

「……お前がいいなら、ここでも別にいいぞ」

「どういう意味ですか?」

「あと30秒後には、お前は女の子たちの群れに囲まれて身動き取れなくなる……それでもいいか?」

 さりげなく周囲に目を配ると、多数の視線が社さんと俺に注がれていた。

「逃げるぞ?」

 社さんの小声の言葉に、俺はしっかりと頷いた。



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