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zoom RSS 新☆LME学園 053

<<   作成日時 : 2012/12/23 14:59   >>

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 収穫とその後の調理のお手伝いを終えてダイニングへと来ると、おじ様が席について優雅に紅茶を飲んでいた。

「おはよう。キョーコ」

「おはようございます」

 席につくとおじ様は、私が会長に正体をばれて以来、繰り返されている質問をした。

「蓮とはうまくやっているか?」

「はい。たぶん」

 いつもと同じ返事を返すと、おじ様は決まって「そうか」と満足げに微笑む。しばらくそんなたわいもない話をしていると、セバスチャンさんが朝食を運んできてくれた。

 私は自分の隣の席がまだ空席であることが気になって、セバスチャンさんに聞いた。

「会長は、まだお部屋ですか?」

 今朝、慰めてくれたことが嬉しくて、そして気恥ずかしい。朝食の席で会っても、恥ずかしさからその顔をまともに見ることはできないかもしれないと思っていたけれど、会えないのもなんだかそわそわして落ち着かない。

「先ほど、お出かけになりました」

「こんなに早く?」

 私の前にスープを置いたセバスチャンさんは私の顔をすこし見つめ、それからすこし口角を上げた。

「気になりますか?」

「っ!? いえ…そういうわけでは……」

 慌てる私におじ様は楽しげに笑い、思いもよらないことを言った。

「キョーコは蓮が好きなのか?」

「えっ!!?」

「俺は、そうだと嬉しいんだが」

 おじ様は冗談を言っているのだろうと思いながらも、上手に冗談で返すことのできない私は正直に答える。

「好き……かどうかはわかりません」

 私はスープに視線を落として、自嘲する。


「きっと、私は恋ができない人間なんです」

 他の女の子たちのように自分の気持ちに素直になり、自分の思い描く王子様を探し当てる……そんな能力を、私は持ち合わせていなかった。ただ私にできるのは、幼い日の美しい思い出を思い出すことだけ。

「……そうか。勝手なことを言ってしまって悪かった」

「いえ……」と私は首を横に振る。

「でも、会長とのことを言えば、たとえ私が好きになったとしても、会長は私のことなんか好きにはならないと思います」

 おじ様はなぜだか苦笑して、やっぱり楽しそうに笑った。

「それはどうだかわからないな」





********

キョコさんのお誕生日、聖なる夜がもうそこまで迫ってるよ〜(;_;)
迫ってるよぉ〜〜〜(;_;)

はやく書き上げたいよ〜(>_<*)

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