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zoom RSS 新☆LME学園 038

<<   作成日時 : 2012/02/14 22:47   >>

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 よく手入れされた庭に奥様と一緒に出た私は、心地よい日差しが気持ちよくて爽やかな空気を胸一杯に吸った。

「いい天気ですね」

 声をかけても、いつものように奥様に反応はない。

「寒くなったら、お声がけくださいね」

 奥様の膝にストールをかける。そして、私は奥様の傍らで美しい庭を見つめる。


 その時、「最上様」と名前を呼ばれた。

 振り返ると、服を用意してくれたり、お部屋のお掃除をしてくれたりと私の身の回りの世話をしてくれているメイドさんがいた。

「なにかありましたか?」と尋ねると、彼女は手に持っていた携帯電話を私に差し出した。

「こちらが鳴っておりましたので、お持ちしました」

 それは、業務中、部屋に置きっぱなしにしていた私の携帯電話だった。

「わざわざすみません」

 受け取った携帯電話を私はすぐにポケットに入れた。業務中は、携帯電話を使わないようにしようと思っていたから。

 けれど、そんな私にメイドさんは「お電話が何度もかかってきていたようですから、着信履歴をご確認した方がよろしいかと思います」と言った。

「何度も?」

 そう聞き返したのと丁度同じタイミングで携帯電話が鳴りだし、私は反射的に通話ボタンを押してしまう。

「はい?」

『キョーコちゃん!? やっと出てくれた!!』

「社先輩?」

『元気だった?』

「あの、私いま……」

『ん?』

「……アルバイト中なんです」

 会長に話が伝わりそうな社先輩に正直に話をするわけにはいかなくて、私はそう言って誤魔化した。

『え? そうなの!? ごめん。じゃ、後でかけ直すよ』

「すみません」

 私は電話越しの社先輩に向かって深く頭を下げた。



 それから二時間後、お昼休みをとっていた時に改めて社先輩から電話がかかってきた。

 そして、用件を聞いて私は叫んだ。


「生徒会集会ですか!!?」


『うん。そう。夏休み中に相談しておきたいことがあるんだ』

「そ……そうですか」

『明々後日なんだけど、キョーコちゃんの予定は大丈夫?』

「いえ……あの……」

 私は「集会には参加できません」と答えようとして、思いとどまった。

 集会に参加すれば、当然、会長と会うことになるだろう。そうなれば、私は冷静でいられる自信はない。今日まで会長はこの姿の私が最上キョーコであることに気付いていない。だから、易々と私の正体がばれる可能性は低いけれど、私が過剰に緊張してヘマをする可能性は大いにある。

 けれど、そんなことで生徒会の仕事をサボるわけにはいかない。

「大丈夫です」

『そう。よかった』

 よくはない。全然、よくはないけれど……自分がやると決めたことから逃げるわけにはいかない。


『ところで』と、社さんは触れられたくないことを聞いた。

『キョーコちゃん、なんのバイトしてるの?』

 私は「……えっと…」と、言葉を濁した。

「……家事のお手伝い?」

『ふ〜ん……家政婦さんみたいなもの?』

「そう…ですね……」

 私の曖昧な言葉に、社先輩は疑問を持たなかったようで、『そっか、大変だね。頑張って』と労ってくれた。

『それじゃ、学園でね』

 社先輩は電話を切った。








********


今日は一話が限界でございました ショボ――(´・ω・`)――ン

ごめんなさい。

明日からまたがんばります o(`・ω・´)o




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