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zoom RSS 新☆LME学園 036

<<   作成日時 : 2012/02/13 20:10   >>

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 胸を張り、おじ様に宣言したその一時間後……おじ様のお見送りをした私の目の前には爽やかな会長の笑顔があった。

「なんで逃げるのかな?」


 メイド服に着替えるために部屋へと戻ろうとした私の目の前に、まるで待ち伏せでもしていたかのように突然現れた会長は、私が驚いて息を止めている間にその長い両腕で檻を作り、私を壁に縫い止めた。


「に、逃げてなどはいません……」

 私は会長の目を真っ直ぐに見ていることができずに、ふよよよよよと視線を泳がせた。

「そう? 君はずっと俺を避けているように感じていたけど、俺の気の所為だった?」

「気の所為です!! 気の迷いです!!」と断言すると、会長はくすりと笑った。

「気の迷いって……君、面白いこと言うね」

「いえ! ワタクシめなんぞ全然、これっぽっちも面白くないので、お気になさらず!!!」

「そう? すごく面白くて、興味深いけど?」

「ととととにかく、放してください〜!!」

 至近距離に耐えかねてそう叫んだ時、「どうしましたか?」と落ち着いた声が聞こえた。


 声の方へ、救いへの期待の眼差しを向けると、会長の後ろにはセバスチャンさんが立っていた。

「蓮様、彼女がなにか?」

 会長はどことなく気まずそうにセバスチャンさんから視線を逸らす。この完全無欠に思える会長にも苦手な人物がいたことに私は驚いた。

「……いや」と、会長は言葉を濁す。

「反応が面白くてつい……ちょっと、からかいたくなったんだ」


「メイドをからかうなど……蓮様がそんなお戯れを働くとは、意外です」


 にこりとセバスチャンさんに微笑まれ、珍しく会長が怯む。

「それで? ご用件はなんでしょう?」

 セバスチャンさんの言葉に会長は「え?」と聞き返す。

「メイドを引き止めたからには、なにかご用件があったのでしょう?」

「あ……えっと、水を…」

 そう言った会長に、私は「嘘よ!! 単に私を虐めに来たんでしょ!!?」と言いたかったけれど、やっと会長が私から離れてくれたからその言葉はぐっと呑み込んだ。

「では、お部屋へとお運びいたします」とセバスチャンさんが頭を下げれば、会長はもうなにも言うことができなくなり、渋々と去っていった。

「ありがとうございました」

 私がセバスチャンさんにお礼を言うと、セバスチャンさんは執事としての凛っとしたその表情を崩して「油断はできませんね」と苦笑した。

「これからは気をつけます!」

 改めて私は気を引き締め、背筋を正した。



 しかし、私が油断せずとも、夏休みが明ける前に危機は迫っていた。







********


ドS蓮 VS ドSセバスチャンみたいになった。。。

そして、一瞬で負けるヘタ蓮。


次回は視点が変わりまぁ〜す!

お気をつけて☆



ついでに、久々にヤッシー出ます!!

ドSセバスチャンも楽しいけど、やっぱり、ヤッシーを書いているのがものすごく楽しい♪



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