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zoom RSS 新☆LME学園 022

<<   作成日時 : 2012/01/31 13:53   >>

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 ほのかに頬を染めている彼女の姿がすごく可愛く見えて、俺の心はまた落ち着かなくなる。

 のばしかけた手を、拳を作り強く握ることで止めた。


「ところで……どうして、お昼の時とは違う髪型なの?」

 どう処理したらいいのかわからない沈黙を破った俺に、最上さんは「ああ」と編み込まれた髪に触れた。

「モー子さんが、今度の演劇でする髪型を私で試してたんです」

「そうなんだ……髪型だけで、随分と大人っぽくなるね」

「……に、似合いませんよね…」

 ジッと見つめていると、落ち着かないのか、最上さんはふよふよと視線を逸らした。

 俺の心のように、俺と居ることで君の心がざわついていたならいいのにと思うのは、意地が悪いだろうか?

「いや、似合っているよ」

 それは本心からの言葉だった。左側の髪を編み込み、髪飾りで留めているその姿はいつもよりも大人びて見え、そして、清楚な最上さんの印象を際立たせてよく似合っていた。

 しかし、俺は「え……」と顔を上げた最上さんに、再び嘘臭く微笑んでしまう。

「君にはすこし大人っぽすぎる気もするけどね」

 そして、心にもないことを言ってしまう。

「似合っているけど、やっぱり、いつもの髪型が君の精神年齢には相応しいかもしれないね」

「……」

「あれ? なんか怒ってる?」

 さっきまでほのかに愛らしい色で染めていたはずの頬をぷっくりと膨らませて、最上さんは踵を返した。

「もう戻ります!! 失礼しました!」

 ぷりぷりなんて擬音語がふさわしい程にわかりやすく怒りながら歩いて行く最上さんの背を見つめながら、俺は深く息を吐いた。

「……」

 心にもないことを言ってわざと傷つけて、最上さんを怒らせたことはよくわかっている。 自分がどんなに愚かで、滑稽な男なのか、よくわかっている。


 だけど……他の男に興味を持たれるのは面白くない。


 だから、どうか、君はそのままで……着飾らず、できるだけ日の元には身を曝さず、その魅力を隠したままで、いてほしい。




 こんな身勝手な思いが叶うはずもなく、彼女の美しさが隠れたままでいることなど不可能だということに俺はすぐに気付かされることになるのだが、この時はまだ、そのことを知らずにいた。








********


身勝手な男です。

そして、その身勝手さは裏切られるのだ。ふっふっふっ♪ ←超ドS。



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