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zoom RSS 新☆LME学園 016

<<   作成日時 : 2012/01/25 17:42   >>

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 どうしてだろう? おかしい。

 ここ数日、俺が目にしてきた光景は、俺が予想していた展開とはことごとく違っている。 

 別に、わざわざ彼女に対しての様々なシチュエーションを想像していたわけではないが、しかし、こんな展開になるなど思っていなかった。

「……蓮? 恐い顔してどうした?」

「恐い顔? 俺が? そんなことはありません」

 社さんは眼鏡の奥の目を細め、じとりと俺を見る。

「そんなことあるだろ」

「恐い顔をしているつもりはありません。ただ、考え事をしていたんです」

「考え事?」

 しまった! と思った時にはすでに遅かった。社さんはにやりと笑い「ははぁ〜」っとわかったような顔をして得気に言う。

「キョーコちゃんのことだろう〜?」

「違いますよ!」と否定したかったが、社さんの読みは正解で否定もできず、俺はしぶしぶと社さんに聞いた。

「なぜ……皆、あんなにも彼女に興味深々なんですか?」

「っ!? 否定しないのか!?」

「……残念ながら、社さんの仰った通りなので、否定はしません」

「そうか〜そうか〜! お前、やっとキョーコちゃんへの恋心を認める気になったのか〜!!」

「それに関しては否定します」

「それで? お前が言ってるのはいつのことだ?」

 社さんはなぜか上機嫌になっている。この人は、彼女を好きなライバルが少ない方がいいと言ってなかったか?

「人の話、聞いてるんですか?」

「昨日の部長集会のことか?」

 もはや、俺の否定の言葉など聞く気はないらしい。

「……一昨日の委員長集会もです」


 一昨日には各委員会の委員長を集め、昨日は各部活の部長を集めて、SBが仲介に立ち、高等部と中等部の新生徒会役員との顔合わせをした。

 この学園では、委員会も部活も、中等部から大学部までが共同で行う。そのため、委員長も部長もほとんどが大学部の人間だ。

 それゆえに、例年、中等部と高等部の生徒会役員に誰がなろうと、興味を持つ人間はいない。

 しかし、今年は違った……なぜか、ほとんどの人間が彼女にのみ強い興味を持っていた。


「そりゃ、興味あるだろう。キョーコちゃんは一年にして生徒会長だし、今年の首席合格者だし、それも満点の。さらには、学園長からのキス。興味持たない方がおかしいだろ?」

「だからって、彼女の携帯電話の番号やメールアドレスを知りたがったり、女子寮の彼女の部屋番号まで知りたがったりするものでしょうか?」

「そんな奴らもいたのか?」

 彼女を特別視している社さんも、そうした状況は予想外だったようで、その目を瞬いた。

「彼女が会議室を出た途端、数名の男子に囲まれて聞かれてましたよ」

「油断できないな……ライバルが急増してるってことか。それで、キョーコちゃんはどうしたんだ? まさか、教えたりは…」

「断ってましたよ」

 すごく困った顔をして断っている彼女の姿に、俺は非常にイライラさせられた。あれでは、逆効果だ。

「それで、そいつら諦めたのか?」

「いえ」

「だよなぁ」と、社さんは頷く。

「仕方なく、俺が追い払いましたよ」

 すこし眉を吊り上げて目を細めただけで、男たちは蒼白になりちれぢれに散った。

「……お前、なんだかんだ否定しつつ、押さえるところは押さえてるよな」

「だから、俺は別にそういう意味じゃないですよ。彼女が困ってそうだったから」

 その時、コンコンコンッと控えめなノックが聞こえた。







********


ラブコメ。ラブコメ。
コメディー。コメディー。

蓮氏がどんどん壊れていく。
紳士じゃなくなっていく。

大魔王とか、カインさん(殺し屋)とか、どんどん召喚しちゃえばいいと思う。



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