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zoom RSS 新☆LME学園 010

<<   作成日時 : 2012/01/19 11:37   >>

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 入学おめでとう。我がLME学園によく来たね。
 約束通り、君をシンデレラにしてあげよう。
 でも、それには条件がある。
 俺は君に魔法をかけてあげることができる。けれど、魔法をかけるには、君自身が魔法にかかる体質にならなければいけない。
 そのために、いくつかの条件があるんだ。
 それを守ってくれるだろうか?
 まずは、君が神様や俺や宝田、そして他の多くの人に愛されていることを信じること。
 そして、君を愛している神様から与えられた君自身の力を信じ、多くの存在に愛されている君自身を君が愛すること。
 この条件を君は充たし、俺の魔法にかかってくれると、俺は信じているよ。
 近く、君にまた会えるだろう。その時を、楽しみにしている。


 クー・ヒズリ




 同じ手紙を何度も読み返し、私は最後の名前を何度も胸に刻む。なぜ、おじ様がこの手紙を会長に託されたのかはわからないし、なぜ、会長がおじ様と同じようなことを言ったのかはわからないけれど、私はタイミング悪く渡されたこの手紙に後押しされて、思わず新高等部生徒会長なんて身の丈に余る任を受けてしまった。

 それを後悔しかける度に、この手紙を開く。


「私はおじ様と園長を信じて、私自身を信じる……」


 この手紙を受け取ったあの日から二週間、私は何度も、何度も、自分に言い聞かせる。

 手紙のなかにある宝田とは、私が育った養護施設の園長の名前だ。どう見ても日本人の園長は、ローリー宝田という変わった名前を名乗っていた。とはいえ、純日本人なのは見た目だけで、やることがすべて無駄に派手だということを考えると、園長は純粋なる日本人だとは思えなかった。




「キョーコ、行くわよ」


 時間が過ぎるのをイライラと待っていたモー子さんは、時計の針が九時を示した瞬間に立ちあがった。私は「うん」と頷いて、控室を出た。

「それにしても、あんたが簡単にこの役を受けるとは思わなかったわ」

「だって、モー子さんがいたから」

「私はあんたが嫌だって言えばやめる予定だったのよ」

「それなのに、当てが外れたわ」と肩を落とすモー子さんに、私は「ええっ!? そうだったの!!?」と叫ぶ。そんなモー子さんの考えを最初から知っていれば、私もこの話を受けたりはしなかったのに。

「私は生徒会役員になっても、ならなくても、社さんからこの先の学園生活が困らない分の食券をもらえる約束だったのよ」

 ため息交じりのモー子さんの言葉に私はますます驚く。そこに、「あ〜あ。ばれちゃったか」と苦笑する声がした。

「社先輩!」

「迎えに来たよ」と温和な微笑みを向ける社先輩は、「ああ」と言葉を続けた。

「もちろん、キョーコちゃんが望むならキョーコちゃんにもごはん奢ってあげるから」

「いえ、私は別にいいんですが……」


 私はチラリと社先輩を仰ぎ見て、次に社先輩に会ったらお願いしようと思っていたことを言った。

「一つだけ、お願いしてもいいですか?」

「うん?」

「社先輩も信じてくれますか?」

「え?」


「私に、この大役が務まるって……私のこと、信じてくれますか?」


 社先輩はその目を見開いてしばし私の顔を凝視する。それから、なぜかその頬をすこし赤くして、私から目を逸らして答えた

「……うん。もちろんだよ」


「あと十分で朝礼がはじまるよ」


 突然聞こえた不機嫌そうな声に私は瞬時に緊張した。声の方へと視線を向けるとその声の主はやはり会長で、相変わらずの冷たい眼差しを見つめ返して私は「はい」と返事を返した。

 会長は私をジトリと一瞥し、それからふいっと視線をそらして磨かれた廊下をモデルのように真っ直ぐに歩いて行く。


 会長の後を追って体育館へと急ごうとしたその時、社先輩が小さく声を零した。


「……やばいな」


「え?」と、聞き返したけれど、社先輩はにこりと微笑むだけだった。

「なにもない。行こう」

 長い足を使ってどんどん遠ざかる会長とは違い、社先輩は私とモー子さんの歩調に合わせて隣を歩いてくれる。

 この先に、私がシンデレラになれる素敵な魔法が待っているのかどうかはわからない。けれど、私は信じてみようと思う。


 おじ様と、園長と、親友のモー子さんと、私を推薦してくれた社先輩と、それからそんな素敵な人たちと出逢えた私自身を、信じてみようと思う。







********


……やばいな。


社氏が本気で恋に落ちかけるまさかの展開w

ミイラ取りがミイラになりました。

これは私も想定外w さて、どうするかwww

とりあえず、蓮氏のいいあて馬にはなるでしょうw ←ヒドイ

でも、ヤッシーファンとしてはヤッシーにも幸せになって欲しいな。。。

悩むところですね。




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