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zoom RSS 新☆LME学園 08

<<   作成日時 : 2012/01/17 21:19   >>

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 次期高等部生徒会役員候補者リストを作成した次に、俺は中等部の分のリストも作り、そのリストを元にSB、現高等部生徒会、現中等部生徒会との話し合いを重ね、先生方との話し合いも重ねた結果、ひと月後には正式に次期高等部、中等部の生徒会役員が決まった。

 LME学園では一般生徒による投票などは行わない。さらに、学園長が決めたルールにより先生方はSBの決めたことにはほとんど口を挟まない。つまり、実質的には、最初のSBの会議で決まったことがそのまま通る。

 俺の思惑通り、キョーコちゃんを次期高等部生徒会長とすることが正式に決定した。予想していた以上に彼女の先生方への人気は高く、誰も否という意見を言わないどころか、先生方は皆、内心では彼女がふさわしいのではないかとずっと思っていたようだった。

 そして、キョーコちゃんの名前が載った新高等部及び中等部生徒会長を知らせる張り紙が「中央広場」と言われている学園の一番目立つ場所にある掲示板に張り出された。



 掲示板に張り出されてから二十分後、大学の研究室にいた俺は地響きのようなすごい音を聞いて、反射的に身体を緊張させた。しかし、それは別に地面が鳴っていたわけではないことはすぐにわかった。地響きに続き、研究室の扉がすごい勢いで開いたかと思うと、小柄な女の子が部屋に飛び込んできた。


「社先輩!!! 私が新生徒会長ってなにかの間違いですよね!!?」


 研究室に入ってきた瞬間に、蒼白の顔でそう叫んだのはキョーコちゃんだった。

「間違いですよね!? 間違いだって言ってください!! そして、早々にあの張り紙を訂正してください〜〜〜!!」

「いや、間違いじゃないよ」

 苦笑してそう答えると、キョーコちゃんは今度はだくだくと涙を流しはじめた。まさか泣かれるとは思っていなかった俺は慌てる。

「キョーコちゃん!?」

「社先輩が仰っていた生徒会役員って、書記とか会計とかじゃないんですか!?」

「生徒会長だって、生徒会役員だよ?」

 そりゃ、最初から「会長」だって言ったら絶対に引き受けてくれないと思ったから、ぼやかしたのは事実だけど!!!

「そうですけど〜!! だって、私はまだ一年ですよ???」

「琴南さんも一年生だね」

「モー子さんは眉目秀麗頭脳明晰で完全無敵ですから、会長でも副会長でもなんでも大丈夫です!!」

「……その理屈はよくわからないけど、キョーコちゃんだって眉目秀麗頭脳明晰身体能力抜群でしょ?」

「私のどこにそんなサイボーグみたいな完璧さがあるんですかぁ〜!!」

 本気で泣いているキョーコちゃんがちょっと可哀想で……かなり可愛いと思ってしまう俺は、きっと人間失格なんだろう。


「そんなに自信ないなら、辞退したら?」


 なっ!!


俺は反射的に声のした方を睨みつけ、そこに立っていた長身の男を叱咤する。


「蓮!!」






********


蓮!! 余計なことを言うな! 蓮!!

面接行ってきました! 

一般事務だって求人に書いてあったのに、話が違いました!!

自信はありません!!

しかし、辞退できるような立場じゃないんだ!

余計なことを言うな! 蓮!!

ということで、明日へ続く!



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